スペシャルサポーター

Vol.12

山中 龍宏(やまなか たつひろ)

小児科医/緑園こどもクリニック(横浜市泉区)院長

1985年9月、プールの吸排水口に吸い込まれて死亡した中学2年女児を看取ったことから事故予防に取り組み始めた。現在、日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会委員長、日本学術会議連携会員、国際誌 “International Journal of Injury Control and Safety Promotion” (Taylor & Francis, the UK) 編集委員、産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター子どもの傷害予防工学カウンシル代表。

メッセージ

子どもの事故は発達に伴って発生する。

子どもの身の回りには、いろいろな製品や構造物があふれているが、子どもが触れたり、使うことが想定されていない場合が多い。医療機関には、日々、誤飲、やけど、けがの子どもたちが多数、受診しているが、このような不幸な状況を改善するためには、事故が起こった状況を医療機関で詳細に聴取し、事故が起こった原因を確かめ、その情報を企業に伝える必要がある。
キッズデザインというコンセプトのもと、医療側からの情報を受ける窓口として、キッズデザイン協議会の活動に期待している。