元気プロジェクト

2012 12/14

キッズデザイン復興支援プロジェクト「子どもたちの元気プロジェクト」 「花育キャラバン隊@東松島市図書館」実施のご報告

被災地の子どもたちの健やかな成長を支援するため、キッズデザイン協議会の自治体会員である宮城県と連携し、子どもたちへ元気と笑顔を届ける応援活動を「子どもたちの元気プロジェクト」として展開しています。

この度、第6回キッズデザイン賞復興支援デザイン部門受賞したプログラムである、花育キャラバン隊を開催しました。

花育キャラバン隊とは、日本各地の花生産者から提供されたたくさんの花を並べ、子どもたちはその中から好きな花を選んで花器に生けるプログラムです。生きている花や緑に触れる子どもたちだけでなく、花を飾れば周囲のみんなも和みます。花を生ける花器は、牛乳パックやペットボトルを自分で装飾する、世界にひとつのオリジナルです。

開催概要

日時:
2012年10月14日 11:00〜14:30
会場:
東松島市図書館 宮城県東松島市矢本字大溜1-1
主催:
花育キャラバン隊、キッズデザイン協議会子どもたちの元気プロジェクト
協力:
東松島市図書館

会場写真

開催報告

東松島市図書館での花育は、震災後今回が3回目。「前回とても楽しかったので、また来てくれてうれしい」と声をかけてくれる子もいました。色とりどりに並べられた花を眺め、使う花を一生懸命選び、素敵に生けたあとの子どもたちの得意満面の笑顔は、周囲の大人も元気にしてくれます。
花育キャラバン隊は、花・農業雑誌のライター、花の生産・流通・販売に携わる人や公務員らがスタッフとなり、各地の花生産者らの協力で花育活動をしているグループです。2011年秋の第1回では、「花を飾るのは震災後初めて」、「花を飾る余裕をすっかり失っていました」という保護者の声が印象的でした。震災から1年半が経ち、にぎやかなイベントを楽しむ子どもたちは、以前より落ち着いたように見えますが、向き合って会話すると、「このお花は(亡くなった)誰々のために」という言葉が出てきます。花が少しでも心の癒しやなぐさめになるよう、今後もさまざまな形でキャラバンを続けたいと思います。

実施風景