元気プロジェクト

2012 10/15

キッズデザイン復興支援プロジェクト「子どもたちの元気プロジェクト」 「CAMPクリケットワークショップ@仙台市東四郎丸児童館」実施のご報告

被災地の子どもたちの健やかな成長を支援するため、キッズデザイン協議会の自治体会員である宮城県と連携し、子どもたちへ元気と笑顔を届ける応援活動を「子どもたちの元気プロジェクト」として展開しています。

今回は、夏休みで普段以上に賑わっている仙台市内の児童館にてCAMPクリケットワークショップを開催しましたのでご報告いたします。

また、今回の開催にあわせて、東北福祉大の学生(森明人ゼミ)に向けてファシリテーター研修を実施し、ワークショップ運営にご協力いただきました。今後は、東北福祉大の学生による被災地でのワークショップ開催も計画しています。

CAMPクリケットワークショップは、米国MITメディアラボで研究開発された乾電池式の小さなコンピューター「クリケット」とモーターやセンサー、身の回りのさまざまな素材を使い、子どもたちが共同作業でオリジナルの動くおもちゃをつくるワークショップです。2007年度第1回キッズデザイン賞コミュニケーションデザイン部門受賞。

開催概要

日時:
2012年8月23日(木)・24日(金) 13:00〜16:30
対象:
小学校1年生〜3年生
会場:
仙台市東四郎丸児童館(宮城県仙台市四郎丸字大宮26-10)
主催:
SCSK株式会社、東北福祉大学 森明人ゼミ、キッズデザイン協議会子どもたちの元気プロジェクト
協力:
仙台市東四郎丸児童館

開催報告

今回は、SCSK株式会社(CAMP)と東北福祉大学森明人ゼミとの共同運営によりワークショップを開催しました。8月22日〜24日の3日間、まず1日目に子どもたちへの関わり方やワークショップの運営方法を内容とする「CAMPファシリテーター研修」を大学生へ実施し、2日目はCAMPスタッフと大学生が共同でワークショップを運営、3日目はワークショップの運営すべてを東北福祉大の学生が担いました。
ワークショップに参加した子どもたちは、初めて触れるクリケットに興味津々で、説明に真剣に耳を傾け、二人ペアでの制作も夢中で取り組んでいました。参加した子どもたちの感想には「またやりたい」「また来てね」の言葉も多く、今回も元気と楽しさを届けられたと思います。

当日の様子はCAMPウェブサイトでもご覧いただけます。

8月23日→ http://www.camp-k.com/wsreport/797/
8月24日→ http://www.camp-k.com/wsreport/798/

ファシリテーター感想

8月24日ワークショップの全体進行役『チーフファシリテーター』を担当した高橋みなみさん(東北福祉大学 森明人ゼミ・3年生)の感想です。

ファシリテーター研修とワークショップ実践と、すごく充実した3日間でした。 今まで、人に作業を指示したり、仕切ったりした経験がなかった私がチーフファシリテーターに決まった時は、「私でいいの?」と戸惑いがありましたが、23日のワークショップで学べることは吸収しようと、ファシリテーターのいいところ探しをしました。そして24日のワークショップでは、ところどころ不安になって、CAMPスタッフに聞きたくなりましたが、自分の不足しているところは、メンバーが補足をしてフォローをしてくれたり、またワークショップを盛り上げてくれたり、とても嬉しかったです。自分たちに運営の全てを任せられたからこそ、メンバーみんながお互いを頼って、協力し合あうことができたのだと思います。3日間の経験を通して、ワークショップの楽しさ、チームで協力するということの大事さを知り、また、成し遂げたときの達成感がすごく大きく、とても感動しました。今後は、私たち森ゼミのプロジェクトメンバーのみでの活動はもちろん、今以上に良いものをつくりたいと思います。

実施風景