2024年6月5日(木)に開催したキッズデザインミーティング2024(※)では、「主人公は、子ども一人ひとり ~インクルーシブな社会づくりのヒント~」と題して、漫才作家・吉本総合芸能学院(NSC)講師の本多正識さんに講演を頂きました。
本多さんからは、1万人以上の芸人志望の若者を見守り続けてきた経験から、人間は一人ひとりが全く違う個性を持っており、みんなが違う人間であることを前提に、相手を否定することなくありのままを受け入れることの大切さについてお話を頂きました。また、相手を受け入れるからこそ、若者には常々「好きなことをやりなさい」と声をかけられ、自分が納得して選んだ道を、自分自身の責任で歩いていくことを促されているそうです。
最後に「1を聞いて10を理解する子もいれば、1しかわからない子もいます。しかし、後者が劣っているのではありません。成長の速度が違うだけです。みんな金メダルを取ることができる子なんです」と語られる温かい笑顔が印象的でした。
【本多正識さん著書紹介】
「笑おうね、生きようね いじめられ体験を乗り越えて」(小学館)/全国学校図書館協議会選定図書
「1秒で答えをつくる力」(ダイヤモンド社)
※キッズデザインミーティングとは
キッズデザイン協議会の会員や、様々なステークホルダーの皆さまと交流し、オープンイノベーションのきっかけを作ることを目的に開催している年1回のイベントです。