2012.3.15|イベント活動

キッズデザイン復興支援プロジェクト「元気プロジェクト」第3弾 「CAMPクリケットワークショップ」実施のご報告

被災地の子どもたちの健やかな成長を支援するため、KDA自治体会員である宮城県と連携し、子どもたちへ元気と笑顔を届ける体験型プログラム(ワークショップ等)を順次、展開しています。
「CAMPクリケットワークショップ」(※)は昨年10月に宮城県南三陸町で第1回目を開催しましたが、今回も同じ会場で同ワークショップとして2度目の開催をしましたのでご報告いたします。
※「CAMPクリケットワークショップ」はキッズデザイン協議会の会員企業であるSCSK株式会社が約10年間にわたり継続してきた教育プログラムで、小さなコンピューター「クリケット」と、約200種類のいろいろな素材、子どもたちのアイデアを組み合わせて、参加者みんなで協力しながら動くおもちゃをつくるワークショップです。おもちゃの動きはパソコンでプログラミングします。

【開催概要】
■日時:
2012年2月11日(土) ・12日(日)  12:30〜16:00

■対象:
小学校1年生〜6年生

■場所:
さんさん館(宮城県本吉郡南三陸町入谷字山の神平10-1)
JR志津川駅から国道398号線へ、車で10分

■主催:
SCSK株式会社、キッズデザイン協議会子どもたちの元気プロジェクト

■協力:
旧林際小学校運営事業組合



■開催報告:
今回は、雪の季節ということもありバスをチャーターし、子どもたちの送迎を行ないました。
開催前日には地元の方にもご協力をいただいて、お子さんのいそうな仮設住宅もまわりましたが、参加者は前回とほぼ同じく各日6名でした。参加者が思っていたほど増えなかった理由としては、全国的に流行しているインフルエンザの影響で、人の集るところに保護者が子どもを参加させたがらないことや、会場近くの小学校で別の行事が開催されていたことなどが考えられます。今後も継続していくうえで、さらにコミュニケーションを密にしていく必要性を感じる一方で、2度目の開催ということもあり、前回の参加者のお友達への広がりなど、地元の皆さんとの絆も次第に生まれつつあるように感じました。
また、会場に向かう前に、前回の開催後12月にオープンした仮設商店街「伊里前福幸商店街」や1月にできたばかりの共同食堂「さんさカフェなどに立ち寄り、少しずつですが、地元の皆さんが力をあわせて復興されている状況も感じてきました。