2014.3.31|プレスリリース

子どもの安全性向上のためのCSD認証制度 初の認証登録4件誕生!

子どもの安全性向上のためのCSD認証制度 初の認証登録4件誕生!

平素より、キッズデザイン協議会〈内閣府認証NPO、本部:東京都港区、会長:和田 勇(積水ハウス株式会社 代表取締役会長 兼 CEO)〉の活動にご協力賜わり、誠にありがとうございます。

当協議会が昨年10月1日より開始した、子どもの安全の向上を目的とする第三者認証制度である「CSD(Child Safety through Design)認証」においてこの度、「CSD認証マーク」が決定し、初の認証登録4件が誕生いたしました。

CSD(Child Safety through Design)認証は、製品・環境・サービス各々に定められている安全基準や規格の遵守だけでは解決できない子どもの事故に対して、実際に起きた事故、類似事故、あるいはヒヤリハット情報に基づき、当協議会が定めた「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」に関する安全性のガイドラインを遵守し、自社の既存の事業プロセスにキッズデザインプロセス※1を導入し、循環させることで、安全を高めようとするプロセス認証制度です。

【CSD認証マーク】

(マーク制作:グラフィックデザイナー 佐藤 卓)


初の認証登録は以下の4件です。
【認証登録組織名(所在地)および認証登録範囲】

◆積水ハウス株式会社 様 (大阪府大阪市):
積水ハウスのキッズでざいん「コドモイドコロ」

◆株式会社ジャクエツ環境事業 様(福井県敦賀市):
JQ遊具安全規準に基づく遊具の設計プロセス

◆セコム株式会社 様(東京都渋谷区):
ココセコムを活用した子どもを見守るサービス

◆日本自動ドア株式会社 様(東京都中野区):
スライド式自動ドア開閉装置の設計・開発プロセス及びスライド式
自動ドアの施工・保守・メンテナンスサービスの設計・開発プロセス


今後、認証対象の拡大を図り、産業界全体の安全品質がボトムアップし、子どもを安全に育む社会環境が高度化できる活動を進めてまいります。

※1キッズデザインプロセス:「デザインコンセプト」、「デザインレビュー」「カスタマーコミュニケーション」「事故情報・ユーザーニーズ収集・分析」の4項目から構成される。

【認証概要】


認証登録組織には、認証登録証が発行されます。
また認証されたデザインプロセスの対象となる製品・環境・サービス、カタログ・パンフレット等に認証ロゴマークを使用する事ができます。

◆積水ハウス株式会社:
積水ハウスのキッズでざいん「コドモイドコロ」
「コドモイドコロ」は子どもの生きる力を育む住まいとして提案されております。その中で、子どもの安全に関連した製品・空間のデザインプロセスをもって、子どもの安全に配慮した家づくりの設計思想を認証しています。

◆株式会社ジャクエツ環境事業:
JQ遊具安全規準に基づく遊具の設計プロセス
安全な子ども環境への取り組みとして、ジャクエツ環境事業が独自に制定した「JQ遊具安全規準」 に基づいた遊具の設計プロセスを認証しています。

◆セコム株式会社:
ココセコムを活用した子どもを見守るサービス
GPS衛星と携帯電話の基地局からの情報をもとに、子どもや女性、高齢者などを見守り、また、車やバイク・荷物の盗難対策もできる位置情報検索サービス「ココセコム」のうち、「子どもを見守る」サービスにおけるサービス設計、オペレーション対応などのデザインプロセスを認証しています。

◆日本
自動ドア株式会社:
スライド式自動ドア開閉装置の設計・開発プロセス及びスライド式自動ドアの
施工・保守・メンテナンスサービスの設計・開発プロセス
設置環境に適合した動作をするスライド式自動ドアを実現するため、設置環境や、子どもから高齢者まで利用者の特性を理解、反映させた、センサーおよび駆動装置の開発・設計と、施工・保守・メンテナンスのサービス設計・開発 プロセスを認証しています。