キッズデザイン図鑑

<第5回キッズデザイン賞>最優秀賞 (キッズ・コンシューマー部門)消費者担当大臣賞受賞作品 業界初の中学生のデザイン・インターンシップ〜企業の現場/職場体験を通じ「職業観の再構築」を図る〜
富士通株式会社
デザインの現場に学ぶ本格的なインターンシップ

富士通株式会社では、2009年より年に1回1校を招き、中学生を対象としたインターシップ制度を設けています。

富士通グループの富士通デザイン株式会社に2日間勤務し、現職のデザイナーと一緒にデザインの提案を実施するこの制度。企業インターンシップを体験することで、子どもたちに早い時期から職業観を身につけさせる、デザイン本来の意味を感じさせることで、生活や社会に対する新しい気づきを与えるという目的があります。

プログラムでは、デザイン提案の実施に先だってデザインの基本となる技術を知るために、川崎工場の技術展示室を見学します。ほかにも、パソコンなどのリサイクルに関するプロセスや法律を理解するために、工場内のリサイクル施設も見学します。これらは、デザイン提案する際に、色や形だけではなくトータルなものづくりの見識を深め、技術的な基盤にたったデザインを実施してもらうためのもの。そして、実際のデザイン提案をするにあたっては、生徒は自分が欲しい携帯電話やパソコンはどのようなものかを、具体的に5W1Hで考えます。現職のデザイナーは、生徒の提案を咀嚼しレクチャーを行い、その提案が伝わるように表現する工夫などを教えます。そして、生徒は社会人のマナー、就業ルールに則して働くということも学んでいきます。

自立した消費者として選択眼を身につけるために

富士通デザイン株式会社の浅輪武生さんは、デザインを専業とする会社として、デザイナーの社会的責任を常に考えていると言います。

「デザイナーとは、社会や生活の中で利用者の現場を徹底的に理解し、本当の豊かさを製品やサービスとして価値を創出する仕事だと思います。これからの日本のものづくりにとって、次の世代のデザイナーを育成することは企業の重要な役割。そのため、中学生対象のプログラムでありながら、大学生向けのインターシップにも引けを取らない本格的な内容にしています」。

未来の自立した消費者としての選択眼は、その製品を生み出している職業の多様さやものづくりの姿勢などを知ることで育まれます。子ども期における豊富な経験という面で、こうした取り組みは重要な意味をもっていくことでしょう。デザイン制作に留まらず、幅広い分野へと広がりをみせていくことが期待されます。

01:自分が欲しいと思う携帯電話のデザインを提案/02:技術、環境、顧客などさまざまな視点から発想 /03:プレゼンテーションでは、相手を説得することも大切


この商品へのお問い合わせ

この商品へのコメントコメントを投稿する

ページトップへ戻る